永瀬財地(35)
登坂不動産のエース営業マンである。
顧客と真摯に向き合い、
お客様の不利益になることも誠実に伝え
納得してもらった上で契約していただく…
しかしその現実は、契約書の穴をつき
知り得た情報を開示せず、
会社と自分の利益を追い求める。
まさに、不動産業界の闇
そのものである。
ある日
これから地鎮祭という土地に
謎の祠と石碑が…
石碑を壊してしまった
この日を境に…
「嘘」をつくことができなくなってしまう―!?
営業の裏側まで隠さず話してしまうことで
会社での立場も危うくなっていく…
嘘が付けない嘘つき営業マンは
嘘だらけの不動産業界で
生き残ることができるのか?