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二人ででかけることになった蒼と颯太。蒼が身に着けている襟巻きが、紅哉の物であると気づいた颯太は、思わず嫉妬心を抱いてしまう。一方、家で仕事をしていた紅哉は、蒼が気がかりで落ち着かず……。亡き姉が結んだ愛のない情縁の夫婦を描く大正婚姻譚。
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