[ライトノベル]息ができない夜に、君だけがいた。 (全1冊)
作品概要
花澄(かすみ)は、何をしても平均点のありふれた高校生。
演劇部の舞台にあがっている時は、自分が何者かになれたようで嬉しかったけれど、その姿を見た同級生に「ウケる」とからかわれ…。
ショックで、学校で声を出せない「場面緘黙症」になってしまう。
教室にいられず、非常階段ですごす日々の中――花澄を見つけ出したのは、無愛想で意志が強く、クラスの中心にいて一番遠い存在の蛍(けい)だった。
「自分を笑う奴の声を聴く必要ねぇよ」彼の正直な言葉は、本音を見失っていた花澄の心を震わせて…。
誰の目も気にせず、好きな自分でいるために、花澄はやりたいことを取り戻す――。
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1,430 円税込