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激しく傷ついた日本で、青年に転機が訪れる大正12年9月1日。関東一円を襲った大地震--「摂政」となって間もない裕仁(ひろひと)青年を取り巻く状況は急速に変わりつつあった。そして、閉塞した世相の矛先は二十歳を過ぎたばかりの青年に襲いかかる…!!先が見えない震災からの復興、誰もが予期せぬ暗殺未遂、そして--婚礼。乱高下する時代を生きたひとりの人間の人生が、ここにある。
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