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他の色えんぴつと違い、1本だけ短くなった赤の色えんぴつ。短くなるのはいつも赤色だけ。ある日、同居人の真っ赤に染まった競馬予想新聞を見た時…。(色えんぴつ)/ 花火大会の夜、花火の光の中に浮かんだ少女の顔は、いつか美術館で見た大理石像のように透きとおっていた。――そして歳月が経ち、少年が老人となった頃、何十年かぶりの花火大会で…。(花火)/ 異色の短編8作を収録。
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