ウッド・ノート【第5巻】
作品概要
恋人のひわが隣の部屋に引越してきた!
ウッド・ノートも順調!
飼っているカラスの九郎に子供ができて!と平和で安穏とした日々を送る唐須。
だが、ある夜、家のそばに現れたヨタカを追った唐須はふと疑問にとらわれる。
今の自分はこのヨタカを追いきれるのか?
このままの自分ではすべてが中途半端になってしまうのではないか?
・・・本当に好きな事、今やらないでいつできるんだ・・?
唐須は存分に鳥を追うため、旅に出ることを決意する。
旅先から届く手紙に唐須の様子を知りたくなったひわは卓也と共に唐須を泊めていたという老婆の家へ。
既に次の目的地に向かっていた唐須は道中で知り合った、トキのロボットを作っているという少年にアドバイスを与えるため新人に連絡を入れた。
すかさず、新人はひわたちの帰りも待たずに唐須の元へ行ってしまう。
浮き足立つメンバーたちに危機感を抱く、ゆずり。
そんな時、ウッド・ノートの存在を揺るがす事件が!
その他、唐須が出合った、タカだけを見るバードウォッチャーとは?…「カラス対ハヤブサ」など。
特別エッセイ漫画『ウッド・ノートの素 鳥とんだ!はばたき・2 宿題の鳥』も追加収録した『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『半年ほど前、直江津(なおえつ)の海岸通りを歩いていた時のことです。ハシボソガラスが数羽、車が通らない時を見はからっては、クルミをくわえて数メートル飛び上がり、硬い道路に落としてカラを割っているのです。そして実を食べている時の、カラスの得意そうな、うまそうな顔!
──ふだん人にきらわれることの多いそんなカラスが、大好きです。』
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